それでもブログは廻ってる。 2012年06月17日 日記 トラックバック:0コメント:0

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基本的にはなんの脈絡も無いけど、イラストブログとして、初音さんは一応描いておきたい。
(描くのが5年遅い)


拍手ありがとうございます!

拍手返信>いつもありがとうございます。
     早速、新しいアドレスにリンク貼り直しておきました。
     流れ的にえろくないはずなのになぜかえろい、というメイドを目指したいところです。
     あと、一日一回は怒首領蜂をしているので脳に焼き付いて困ってます。


たまには普通の日記:2012年6月17日(日曜日)

「とても切れるハサミがある。デザインもいい。材料がいいから錆びない。何だって切れる。
 見てくれ。高級感が違うだろう。え? 高そうに見える? そんなことないんだ。値段は、こうだ」

僕はそのハサミを買った。
それは確かによく切れた。それどころか、所有する喜びすらあった。
誰かに自慢したいとも思った。職場で、ブログで、twitter、facebook、はてなダイアリーで。
だけれど、実際、そのハサミで何を切ればいいのか、僕にはわからなかった。
僕には切りたいものなんてそんなになかった。
たまに紙を切った。梱包袋の端っこを切った。そんな程度だった。

「googleはあなたの鏡です。
 あなたがどういう人間で、どうなろうとするのか、全てgoogleが知っています。
 実際、あなた以上にあなたのことを知っているのです。
 あなたの検索キーワード、gmailに書いた文章、カレンダー、クリックしたリンク、
 それはあなたの知的領域の9割以上を表現しています。
 人間は、結局のところ、やったことしかやれないのです。
 考えたことしか考えられないのです。5年後のあなたも、10年後のあなたも。
 今のあなたと1秒後のあなたはそれほど変わりがないはずです。
 n秒のあなたと、n+1秒のあなたはそれほど変わりがないはずです。
 ゆえにn=無限 のあなたもまた、それほど変わりがないのです。
 だから、googleはあなたの鏡です」

googleのアカウントは僕に僕を教えてくれる。
ネット閲覧履歴の見せてくれる僕の姿は確かに僕にそっくりな奴だ。
それは僕の汚い内面だ。僕の演じている、装っているきれいな僕の姿は無い。
facebookで『いいね』をもらっている僕の姿は無い。

……

イノベーションのジレンマ。

<以下、wikiから引用>
(1)優良企業は顧客のニーズに応えて従来製品の改良を進め、ニーズのないアイデアについては切り捨てる。
  イノベーションには従来製品の改良を進める持続的イノベーションと、従来製品の価値を破壊するかもしれない全く新しい価値を生み出す
  破壊的イノベーションがあるが、優良企業は持続的イノベーションのプロセスで自社の事業を成り立たせており、破壊的イノベーションを軽視する。
(2)優良企業の持続的イノベーションの成果はある段階で顧客のニーズを超えてしまい、顧客はそれ以降において
  そうした成果以外の側面に目を向け始め、破壊的イノベーションの存在感が無視できない力を持つようになる。
(3)他社の破壊的イノベーションの価値が市場で広く認められた結果、優良企業の提供してきた従来製品の
  価値は毀損してしまい、優良企業は自社の地位を失ってしまう。
<引用終わり>

だから、と彼女は言い、僕に魔法をかける。
その魔法は僕の身体に作用し、僕は射精できなくなる。彼女の許可無しには。

だから、射精管理をします。
と、彼女は言う。

男性の方は『おなにゅ』をすると聞きます。
インターネットで調べた程度の知識しか私はありませんが、結構、頻繁にしていると聞きます。
頻繁に精液を無駄に放出していると聞きます。こう、なんというか、インターネットとかで、
やらしい動画や画像を見ながら、よくわかりませんが、精液を出していると聞きます。

男だから、それはしょうがないんだよ。
と僕が言うと、彼女は目を伏せ、部屋の隅の稜線を見つめて、こう言う。

バカですか?

おなにゅをする男性はバカなんですか?
バカだから、こう、鮭みたいに射精するんですか?

なんとなく鮭に失礼な発言だと僕は思うが、黙っておく。

君にはバカになって欲しくないんです。
おなにゅをして欲しくないんです。
そうでなくても、人間の人生は短くて、儚くて、尊いのです。
おなにゅしてる暇なんてないはずです。違いますか?

違いないとは思います、と僕は言う。

とは、とは? と彼女は言う。

違いは無いけど、そう上手くはいかないのが男です。

私はそうは思いませんし、事実、君はもうおなにゅできません。
彼女はそう宣言する。
試しに、そうですね、この魔法を掛けてみますか。

彼女はまた僕に魔法を掛ける。
それは媚薬効果のある魔法。
視界にピンク色のフィルタが掛かる。下半身の痛痒感。
僕はいつの間にか彼女を押し倒している。

ま、待ってください、心の準備が、と彼女は言い、
魔法で僕の運動中枢を麻痺させる。
僕は全身を石膏で固められたようになる。
行き場のない情欲が身体の中を駆け巡る。

こ、こういうのは、順番が大事だと思うので、すいません。

と頬を赤く染めて彼女は言う。

こういう形で、勢いだけで交合するのは不本意なので、本当、すいません。

イノベーションのジレンマ、なのだと思います。
男性のおなにゅは、まさに大企業病的なのです。
持続的イノベーションに過ぎないのです。
同じことの繰り返しで、脳内麻薬を分泌させて、無駄に時間とエネルギーを費やしていく。
『そういうバカバカしさが、しかし、人生なのだ』
とかいう戯れ言は聞きたくありません。
『しかし、結局、そういう風にしか人間は生きられないのだった』
あり得ません。そういう考えの人は自分で自分の限界を作っているだけなのです。

人間は、変われるのです。
変わることができるのが、生命なのです。
生きるということは、変化するということなのです。

彼女はハサミを取り出す。
ちょきん、と宙を切る。
それは魔法だった。
無線LANルーターが赤く光り、エラーを表示した。

インターネットはもう不要です。

彼女はもう一度、ちょきん、と宙を切る。

僕は糸の切れたマリオネットのように地面に崩れ落ちる。

人間は変われるのです。
今までの自分を維持するのはもうやめましょう。
本当にするべきことをするのです。
破壊的イノベーションを手に入れるのです。

——例えば、とりあえず、交換日記から始めませんか?

とルキにゃんが言い、僕は目を覚ます。

新浜大学病院。
見知らぬ天井、というわけでは勿論ない。

ルキにゃんが愚妹にノートを渡している。

本当にするべきこと。
僕が本当にするべきこととは何か。
テレビも新聞もインターネットも無いこの白い病室の中で、
時代とも浮き世とも隔離された世界の中で僕が本当にするべきこととは何か。

例えば、僕がブログを作るとしたら、どんなブログを作るのか。

窓外を見る。12階からは新浜市の全景が見える。
高層ビルが建ち並び、その隙間隙間に民家や商業施設がある。
碁盤の目、とまではいかない。それほど整然とはしていない。
眼下には新浜大学があり、それはまるで古い高校のような佇まいだ。
僕と同じような年齢の大学生たちがエネルギーに満ち満ちて闊歩している。
その姿はまぶしい。しかし、まだ幼い。頼りない。まだまだ何も知らない。
ユニバース。僕は窓外の世界の隅が曲率を持っている様子を目撃している。
僕は理科の授業を受けるまでもなく知っている。地球は丸いと。この目で見ているから。

何でも切ることができるハサミで、僕は何を切ればよいのか。
ハサミというのは勿論、比喩というやつで、僕はそれが本当は『言葉』だと知っている。

ルキにゃんは、僕にこう問い、愚妹にこう問う。

何でも表現出来る『言葉』で、あなたたちは何を表現しますか?

表現したいものなんてない、とか、
実際は適当な情報交換くらいにしか使わない、とか、
でもまあ、そういう風にしか人間は生きられないよね、とか、
そういう言葉はルキにゃんは許さない。
(ルキにゃんは怒ると、指を入れてくる。実際、かなりの変態だと思う)

僕たちはイノベーションのジレンマに陥っている。
まずはそれを自覚しよう。
既に、まあ適当にこういう風に表現すればそれなりなんじゃない?
という時期は過ぎている。

つまりは、僕たちは過去を殺さなければいけない。
今すぐに。
1秒後に。

過去を殺せ。
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