酒なんかに負けたりしない! 2013年12月31日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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「飲みたいんだろ? 正直に言えよ」
「くっ! 誰が酒なんか……」

しかし、視線は酒の注がれたコップに釘付けである。

「身体は正直だなあ」
「ち、違う!」
「じゃあ、姫様に飲ませようかな?」
「やめろ! 姫様に手を出すな!」
「ほら。じゃあ、飲めよ。ほら」
「や、やめ、……んっ」

みたいな展開になってきました。
つらいです。



拍手ありがとうございますー

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負けました。(先行入力的に) 2013年12月30日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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禁酒11日目

年末年始は付き合いで飲むと思われます。



拍手ありがとうございますー!

拍手返信>なるほど! まさしくその通りで今や別に飲まなくて大丈夫な感じです。
     これから禁断症状の第二波が来る訳ですね。
     まあ、年末年始ですし、もう飲むしか無いですね。負けました。(あっさり)
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タグ:ホワイトボード 2013年12月29日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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ホワイトボード絵に色を塗る実験。

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とある模写。

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ライトニングさん模写。雰囲気だけ。

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適当。

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適当2回目。



禁酒10日目

なんともかんとも。
忙しかったり一人じゃなかったりすると酒は飲まないものである。
なんとなく身体がシュッとしてきた感じがする。
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二兎追うもの—与作— 2013年12月28日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

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禁酒9日目

禁煙禁煙と考えているうちが一番つらいんだよね、と誰かが言っていた。
禁酒も同じであろう。禁酒カウンターを見るたびに、古傷が痛むのである。



冬型の天気になってきた。冬なので当たり前のことではある。
久石譲の『summer』を練習する。実際の季節と著しく乖離している。
この『summer』のコード展開は「ひぐらしの鳴く頃に」の『you』とだいたい同じであり一石二鳥である。
(どちらにしても実際の季節と著しく乖離している)
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社畜コレクション 2013年12月26日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

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江戸時代のユグドラシルさん。



禁酒7日目。

体調がとても良くなっている。

朝が辛くなくなった。
朝、すっきりと起きることができた。



常に『改善』やら『効率アップ』やらを考えている人と
大体のものを『まあ、こんなもんでいいか』と考えている人と
どちらが正しいか、未来がありそうか、生存戦略的なのか、
答えはなさそうである。
多様性が大事なので色々な人がいてもいいのでは、と思う。
しかし、会社に所属する人はそういう曖昧さを嫌う傾向にある。
困ったものである。
(なんとなく無理矢理書いた感のある文章)
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その音を際立たせる、逆位相の音。 2013年12月25日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

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困った時のための平沢唯さん。



禁酒6日目。

このまま禁酒を続けたい。
『酒』という概念のない不思議な世界観に没頭したい。
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トンネル効果 2013年12月24日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

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困った時のための相生祐子さん。



禁酒5日目。

ミネラルウォーターとお茶を飲み、さっぱりとした食事を心がける。
5日目にして、非常に調子が良いのである。

会社帰り、スーパーの酒売り場の横を歩いたとき、
ものすごい勢いで負けそうになった。

まるで、
(;><)
みたいに目をつぶって、なんとか通過した。
(同時にクリスマスも通過した)


拍手ありがとうございましたー
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定期的に 2013年12月23日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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だいたい毎年同じような時期に
同じようなことを描いている気がします。
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ドーナツの日々 2013年12月23日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

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禁酒4日目。

アルコール依存症の治療方法は禁酒しか無い。
そして俗に言われるように、依存症の治療には禁断症状がつきものだ。

よくドラマや小説で書かれるような、
『酒が切れるとキレて暴力的になる』
というような禁断症状は僕にはなかった。

禁酒が4日経過し、身体の中のアルコールが完全に抜けると、
まるで心と頭の中に大きな穴が開いてしまったかのように、
全身が空虚になった。

さながらドーナツ人間のようである。
身体の真ん中に大きな穴が開いている。

息を吸うと、吸った息が穴から抜けていくような感じがした。
外からの情報がそのまま心の穴から抜けて垂れ流れていく気がした。
自分の部屋が自分の部屋ではないような気がした。
iPhoneがただの四角い板に見えた。これが何なのかよくわからなかった。
iPhoneであるということはわかるが、どうでもいいような気がした。
全てがどうでもよくなった。自分が自分ではないような気がした。
自分の思考が自分の思考ではないような気がした。
どこか遠い何かのようにしか感じられなかった。

ーーそういうのを離脱症状と言います。
  立派な禁断症状です。

と毒島先生は言った。

今まで、アルコールという薬物の快楽をあなたは過剰に摂取してきました。
快楽はあなたの脳みそを興奮させます。ドーパミンとかノルアドレナリンとか
名前くらいは聞いたことがあるでしょう?
それらは脳内麻薬物質であり、あなたの脳みそを気持ち良くさせます。
生物は気持ちいいのが好きですから、どんどん気持ちよくなろうとします。
アルコールを飲めばすぐ気持ち良くなれるのですから簡単なもんです。
それが永久に続けば幸せかもしれませんが、まあ、そうはなりません。

禁酒により、脳みそは気持ち良くならなくなってきました。
今まで、10の気持ち良さがあったはずが、1とか、2とかそれくらいにしか
ならないのです。今までが異常過ぎたわけですが、そんな自覚はないでしょうし、
そういう認識があるにしても解決はしません。
ソフトウェアとハードウェアの両方が、気持ち良さの欠落を感じており。
アルコールを熱望するのです。

この症状は苦しいでしょう。
生きている感じがしないし、仕事も上手くいかなくなります。
人間関係が崩壊するし、ちっとも人生が楽しくありません。
そして、あなたは悪魔の声を聞くのです。

酒を飲んでもいいじゃないか。
こんなに苦しいのなら。

一杯だけなら。500mLだけなら。ビール程度なら。

毒島先生はにやりと笑う。

ーーあるいは、次なる依存対象を探すようになります。
  色々ありますよね? 気持ちよくなる商品が世の中に。
  アルコールのような商品が。

ギャンブル。ゲーム。性欲。カロリー。インターネット。SNS。

ーーどれもがあなたを次なる依存症地獄へと誘います。
  蟻地獄から出てきたら次の蟻地獄に落ちる。
  そんな未来が、ひとつ、あり得ますでしょ?

毒島先生は人差し指をくるくると回してこめかみを指す。

ーーあなたは、憐れで典型的な麻薬中毒者です。

鳥の鳴き声が聞こえてきた。それは椋鳥(むくどり)の声のようだった。
姿は見えないが数匹が絡み合うようにして無邪気に鳴いているのだった。
窓外は灰色の曇り空だった。新浜の冬はいつもそうだ。晴天という日は無い。

僕は先の尖った山頂にいるような気分だった。
そこは非常に居心地が悪かった。といって気を緩めるとバランスを崩し、
斜面を転がり、山のふもとまで転がっていくのだ。
山のふもとは毒の沼だった。毒に苦しみながら無惨に死んでいくのだ。
気付けば過呼吸になっていた。僕は俯いて息を整えようとした。

毒島先生は純白の白衣の襟元に指を添える。
ちょっと考えことをしているようだった。なんとなく僕のことでないような気がした。
早くカウンセリングを終わりにしたい、そういう感じがした。

僕は、わかりました、と言った。
僕は僕の病気とその状況がわかりました、と言った。
そして、では、どのようにすれば治りますか、と尋ねた。

ーー答えはあなたの中にありますでしょ?
  これは、いつも宿題を忘れる小学生が、
  「先生、僕はどうすれば宿題ができるようになりますか?」
  と聞いているのと同じです。

毒島先生は立ち上がる。
黒いストッキングが明度をわずかに変える。

ーー宿題をしなさい。
  宿題をしなければ、宿題はできません。



病院帰り、僕はどこにも寄らなかった。
スーパーにもコンビニにも寄らなかった。
僕はもう十分なくらいのおっさんだった。
それなのに、小学生のように、先生に甘えようとしたのだ。
思い出して、顔が赤くなった。恥ずかしかった。

僕は僕の依存症と禁断症状に対して、僕自身が戦わなければならない。
僕以外の誰が戦う訳でもない。僕と戦うのは僕だけだ。
それはまるでシャドウボクシングのようだ。滑稽な一人芝居だ。
しかし、そうであっても、僕は僕と戦わなければならない。
それができるのは僕だけだ。



禁酒と合わせて、禁煙をする。
そして、カロリー制限をし、えろも禁止する。
インターネットも制限する。

これは極端なやりかただ。
何事もほどほどが一番いいのはわかっている。
黒と白ではっきりわけるべきではない。かえって上手くいかないことが多い。
しかし、そうであっても、僕はこれをやるべきだと思った。

毒島先生の白衣と黒ストのコントラストのように、
僕は僕の生活をカチっと変えてみせる。
そこに甘えはいらない。そういう部分も大切なのだ。

僕は戦う。
僕は僕の健康と誇りを取り戻す。
それが2014年のテーマだ。

僕は誓う。
毒島先生の白衣と黒ストのコントラストに誓い、勝ち抜いてみせる。
(結論として何かおかしい)



拍手ありがとうございますー

拍手返信>本当、身体には気をつけたいものです。
     中島らもや西原理恵子の元旦那の本は私も読んでました。
     本当、困ったものです。
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おっさんしんどい 2013年12月22日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

禁酒3日目

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健康第一である。

今日から禁酒禁煙をする。本格的にデトックスをする。
もうブログを書いてる場合じゃないのである。

ということで、今日からこのブログは
『健康を取り戻すためのメモ帳』
に役割を変更する。

思い返せば、日々、酒を飲み過ぎていた。
暇さえあれば飲んでいた。肝臓が痛くなってから酒の蓋を閉める、ということをしていた。
ゲームをするときは常に酒を飲んでいた。酒を飲まずにゲームをすると2分で飽きるからだ。
文章を書く時も、絵を描く時も酒を飲んでいた。

会社帰りにスーパーで酒を買い、家の駐車場に着くとすぐにビール缶を開けた。
家の鍵を開けながら飲んだ。家に入った瞬間には常に酩酊状態である必要があった。
そのような状態が『快』だったからであり、必要事項でもあった。
そうしないと人生が楽しくないような気がした。損しているような気がした。

そういう生活は、文字通り、身体を壊すのである。

禁酒と書いたが、実際には身体が酒を拒否する。
ほんの少しでも酒を飲むと肝臓がきりきり痛む。
酔っている場合じゃないのである。そして肝機能の低下というレベルじゃないのである。

全身の倦怠感。食欲の無さ。下腹部の痛み。

思い返せば、日々の不摂生が積もり積もっている。
ということで、今日からこのブログは
実質的に『おっさんしんどい』日記になります。

よろしくお願い致します。



拍手ありがとうございますー
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スムーズな婚活のための自己PR例 2013年12月19日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

自分の年齢を勢いでカバーする例

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実は婚活する気がない例

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色んな意味で危険な男をアピールする例

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今流行の婚活ブームに乗ってブログを更新。
(流行感覚が3周くらいズレてる)



拍手ありがとうございますー

拍手返信>こんなところで『冷凍都市の暮らし あいつ姿くらまし』
     仲間に会えるとは思いませんでした。
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『あなたは勇者です。たぶん。きっと』 2013年12月15日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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全てはスライムをぺしぺしと倒すことから始まった。
わずかに得られる経験値とお金をこつこつと蓄えながら、ゆっくりと成長していく。

勇者になることを夢見ていた。
あるいは、生まれたときから勇者だった。

『勇者』の定義は曖昧である。
一般的には『勇者』とは『その人の気持ちの在り方』に過ぎないとされている。
具体的にいえば、勇者はニートと同じであるし、勇者とは作家と同じであるといえる。



FC2ブログを開設するときに私たちは様々なガイダンスと規約の説明を受ける。
その内容を要約すると、
『あなたは勇者です。世界の平和を守るため、魔王を倒しましょう。
 倒し方は様々あると思います。日記を書いたり、絵を描いたり、交流を深めたり。
 やりかたは全てあなたの自由です。
 ただし、もしも、あなたが勇者にふさわしくないと弊社が判断したら、
 弊社はあなたを処理します』
である。

あなたは勇者です。

その言葉が一つのイベントである。あなたはその言葉を受けて活動を開始する。
スライムをぺしぺしと倒し始める。これはもちろん比喩である。
具体的には、キーボードで字を打つ、紙に線を引く、そういうことをあなたはやり始める。

勇者、勇者、と周りからよいしょされ、王様から直々に『頼むぞ』と言われたものの、
ステータスを見てみれば、Lv.1のひよっこであり、HP、MP、つよさ、たいりょく、すばやさも
ひょろひょろである。王様からもらった装備も『ひのきのぼう』だったり、
『ぬののふく』だったりする。

私たちは、全然、特別な存在でもない。特別に期待もされていない。
まだ何もできず、スライムには勝ててもスライムベスには負ける。
それでも『勇者』であることには変わりがない。

そう。どんなに弱くても、実績が無くても、
装備がしょぼくても、私は勇者なのだ。

スライムを倒して、傷つき、疲れては宿屋で眠る。
お金は貯まらず、レベルアップもしない。
魔王は着々と世界を曇らせていく。経済・治安・環境は悪化の一方だ。

——あんな奴が勇者なはずがない。スライムベスも倒せないんだぜ?
  今頃、宿屋で安酒でも飲んで寝てるんじゃないか?

宿屋の壁は薄い。私は安酒で酩酊状態の中、そんな声を聞いた。
まあ確かに私が勇者なはずがないよな、と思った。苦笑もしなかった。

iPhoneでニュースサイトを見る。
そこでは世界中の勇者たちの活動と成果が報じられている。
そして魔王の悪行が報じられている。
全体として、世界が悪くなっていることも報じられている。

本物の勇者たちが束になって構成している『カンパニー』が、
魔王相手に苦戦していることが報じられている。
『カンパニー』同士が抗争していることも報じられている。
魔王側に取り込まれた『カンパニー』がいることが報じられている。

期待の新星、とよいしょされたあの勇者が落ちぶれて今は
ただのニートになっていると報じられている。



誰もが勇者だった。
初めて紙に『オリジナルな』線を引いたとき、『オリジナルな』文章を書いたとき、
FC2があなたに念押し確認するまでもなく、私たちは勇者だったのだ。
間違いなく、迷い無く、純粋な意味で世界に対峙しようとしていた。

スライムを倒し、スライムを倒し、スライムを倒す。
スライムというものが、本当は私たち自身が作り出した『妄想』だったと気付くまで、
その精神療法のような営みは純粋に続けられていったのである。

彼は生まれたときから既に勇者だったから。
彼女は環境に恵まれていたから勇者になれた。
彼は諦めないで努力したから勇者になれた。
彼女はマスコミによって作られた勇者なんだよね(でもそういうのも立派な勇者だよね)

次第に私たちの心は濁っていく。
酒、カロリー、欲望に溺れていく。

昼間っから酒を飲みながら3DSでピクロス・ソリティ馬をやってけいおん劇場版を見ていた
私のiPhoneにメールが届き、それはFC2からで「あなたは勇者ではないので処理します」と
書いてある。そうか、私は勇者ではないのか、と薄暗い部屋の中で思う。

私は勇者ではないのか。

スライムを何匹か倒した。その他にも勇者っぽいことをしたことがある気がした。
でも、今の自分は確かに勇者ではなかった。実績もなく、勇者的存在であるための
努力もしておらず、ただただ酒、カロリー、欲望に溺れていた。

FC2は、刺客を送り込みました、とメールの中で言う。
勇者ではなくなった人は99%の確率で悪魔になりますので、と書いてあった。
まどかマギカのような話ではある。悪魔とは勇者のなれの果てなのだと書いてある。

FC2に処理された『勇者』は数多い。
処理された勇者のブログは消滅するか、長期にわたり沈黙する。



刺客は影のように、にじりよってくる。
刺客は人間の姿をしていると言う人がおり、
いやいや、刺客は気配のようなものであり実体はなかったと言う人もいる。

ブログを更新しよう、何か文章を書こう、そう思いキーボードに手を乗せると、
その手を覆い隠すように女性の手がにじりよってきて、指と指が絡み合う。
もう、いいんですよ、もう、なにもしなくてもいいんですよ。
彼女は耳元で囁き、そのまま耳の中に舌を入れ始める。



生きることで精一杯。
いつまでも子犬のように走り回れない。
老犬のように、じっと外を見眺めている。
それは成熟なのか、老化現象なのか。

安定した生活が第一だから。
スライムを倒し、スライムベスからは逃げ、今日も宿屋で酒を飲む。
難易度の高いダンジョンに入っていって命を落とした勇者のニュースが流れる。
頑張ったら頑張った分だけまたさらに難易度の高いダンジョンへ放り投げられる。

ダンジョン→宿屋→ダンジョン→宿屋→・・・
そんな繰り返しの人生で幸せなのかね?
ワーク・ライフ・バランス。脱社畜。定時で帰るための仕事術。
適当にスライムを倒して宿屋で暮らせるだけのお金をかせいで、のんびり生きる。
スローライフ。スローRPG。

老犬のように、同じところから動かず、じっと外を見眺めている。
何も考えておらず、何も望んでおらず。

時々、何かおかしい、とぼやいたりしてみる。

●●●●

ブログが書きたい。
ブログを作ってみたい。
それが結局なにも生み出さないにしても。

絵が描きたい。
絵がすらすらと描けるようになりたい。
特別上手くなくてもいい。
漫画家みたいに、アニメーターみたいに、まるで生きているような線が引きたい。

文章が書きたい。
頭の中のイメージをそのまま文字にして出力したい。
宇宙の彼方から地球に向かって突き刺さってくる電波をペン先で捉えたい。

crazyDays crazyFeeling

向井秀徳が弦を引き千切るようにストロークし(あまりに高音域のところを細かくピッキングするので
それはいつ切れてもおかしくないように見える)、椎名林檎ががなるように歌う。

facebook
twitter
evernote

いつのまにか崩壊しているmicrosoft
暗躍するgoogle
全てを突き刺しにするかのような鋭利な刃物をもったnintendo

3DS miiverseは恐ろしいほどのポテンシャルを持っている。
それを上手くいかせるか、良い方向へ導けるか、ここが正念場だろう。

nintendoとhatenaは地味に世界を握っている。
世界は常に地味に握られるものである。
nintendoは花札の会社だよな、と言ってしまう人のお孫さんは今、ポケモンの世界にいる。
そんなことを言ってしまう僕は今、ソリティ馬の世界にいる。

ソリティ馬は素晴らしいゲームである。
ソリティアの素晴らしさと競馬の素晴らしさが乗算されている。
そこにゲームフリークという希代な才能をもったゲーム制作会社が更に素晴らしさをベキ乗していった。

僕はソリティ馬ばかりしている。(たまにピクロスをしている)
特別に攻略を心がけているわけではない。ただただその世界に浸っているだけだ。
PS4の時代になり、また一段とグラフィックは向上した。もちろん、ゲーム体験というべきものも
向上した。自由度は桁外れに上がり、まさに世界そのものがディスプレイに展開されている。
これは恐ろしいことだ。その労力やコストを考えると眠れなくなる。GTAのようなゲームは本当に恐ろしい。
ハリウッド映画どころではない恐ろしさだ。グラフィックだけではなく、そこに色々なことを仕組まなければならない。
宮本茂がCRTを覗き込んで、「ジャンプはもっとポイーンって感じで」と指示している時代とは大きく変わった。
小島監督が「ビルの屋上の非常灯はもっと滑らかにパカパカできないか」と指示して、それをプログラマーが
「もうこれ以上色数は増やせません」と泣いた時代とは大きく変わった。

ゲームの売価はスーパーウルトラミラクルデフレっている。
なのに、労力・コスト・ハードルはスーパーウルトラミラクルインフレっている。
(それは工程の効率化でカバーできる、とUNREALengineの人は言った)

ソリティ馬も制作コストはかなりのものである。
それを500円で売っている。体験板も最近出てきた。
けれど、PS4的なコストが掛かってなくても、凄く楽しいゲームは作れることを具体的に見せてくれた。
ハリウッド映画以外の映画も生き残らなければならない。
ハリウッド映画の劣化版ではなく、独自の方向性の凄い映画として生き残らなければならない。
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こたつと睡眠を誘う系のお話。 2013年12月01日 日記 トラックバック:0コメント:0

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こたつはあなたの思考を奪い去っていく。

●●●●●●

以下、毎月恒例の眠気を誘う長文コーナー

●●●●●●

『陽動作戦』というものがある。
それは正面玄関に注目を集めておいて、こっそり二階の窓から攻め込むような戦略である。

私たちは常に陽動作戦にやっつけられている。
『消費税がアップしますよ』というわかりやすい餌につられてわいわいと騒いでいるうちに
なんだかよくわからない法案が裏で成立している。
『こんな問題作が出てますよ、規制しましょう』と良識派を騒がせておいて
ささやかで小規模でもっと異常な作品をこっそりと市場に流している。

今期のアニメにそのような作品があった。



あなたにとって、アニメやゲームの話はもううんざりだろう。
どういう切り口であろうと、もうそれは1990年代から変わりようが無い。
「あのキャラクタは可愛い」という話、
「あの作画は非常によかった」という話、
「このストーリーは現時代的な空気を切り取っている」という話、
「懐古的に見えて最新のメカニズムで作られている」という話、
「ジブリ、ポストジブリ、ポストポストジブリ」という話、
「映画的」という話、
「SNSやスマートフォンが一般的になった社会とのリンク」という話、
どの切り口も既視感があり、夕方5時の再放送ドラマ的である。

それは元々の語られようとしている作品が再放送的であることもさることながら、
語ろうとしている私たちもまた再放送的であることが問題である。

ところが、ここに来ておかしな作品が登場した。
それにより、ここまでの上記の構図が全て『陽動作戦』であることが判明した。
世界陰謀説のような眉唾の話のように思われるかもしれない。
しかし、事実わたしたちは隙だらけだったその背中を鋭利な刃物で切断されることになった。



そのアニメは1話5分で終わる。2クールなので全24回となり、すなわち120分だ。
これが一般的な映画一本と同じ時間に相当することは意識しなければならない。

そのアニメの表向きは普通の日常系アニメのビジュアルである。
けいおん、ゆゆ式、GJ部といった、『変わらない日常、ささやかな幸せ』という
思春期特有の甘いぬくもりの永久ループを描こうとしているように見える。
事実、1話ではそのような物語をハイスピードに描いている。
細かいカット割りと感情をスムーズに誘導する丁寧な演出で一気に物語を流し込み、
そしてそのスピード感のまま、一番人気の出そうな少女が最後のカットで自殺する。

その自殺はデフォルメされたSDキャラのギャグ描写めいたものであり、
00〜10年代で描かれた質の悪い80年代オマージュのように見えながら、
実際に彼女は死亡している。

2話では葬式などの処理が終わった後のところから始まる。
しめっぽくなりそうなところだが、明るく元気なキャラクタたちによって
物語のスピード感は維持される。省エネ作画なのか、演出なのか、色彩が極めて限定されている。
友達が死んだ。でも日常は続いていく。グラウンドの金網を通して見る太陽は白くて明るくて
その白さが膨張して金網を溶かしていく。
2話の最後に太陽と月はアメリカの所有物であることが明らかになる。

3話はジブリのオマージュ回。
のどかな田舎の風景が緻密な描写で描かれる。
木々の隙間から斜めに差し込む日差しが山道に斑点模様を作っている。
チェスで勝つために正直である必要があるかな?
と主要キャラクタのひとりのキャサリンが言う。
力の均等が世界を救うと思っているのかな?
キャサリンはアメリカをシンボリックに表している。
アメリカが世界を相手に本当の意味で誠実である必要があるかな?

日本の風景は美しいけれど、それはそのような学習を受けていたからに過ぎない。

サラリーマンが会社で働いている。
技術職である彼は非常に多忙かつ重い責任を背負っている。
働けば働くほど、負荷は上がっていく。
彼は潰されていき身体の組成が変わっていく。
少年が大人になった、とも言えるが、悪魔に魂を売ったとも言える。
彼の部下はひとりふたりと潰れていく。うつになったり自殺したりする。
その部下の一人が1話で死んだ少女に重ねられる。
少女が死んだ理由は1話のあまりの凡庸さのせいだった。
よくある日常系のひとつに過ぎないアニメのよくあるキャラクタのひとりに過ぎないことに
絶望して自殺した彼女は、高負荷に絶望したサラリーマンと重ねられる。

4話。
生物の神経ネットワークを模したコンピュータのパケットの流れ方が紹介される。
偶然性や乱択アルゴリズム、報酬系によって思考が強化されていく様子が見える。
十分に発達して人間にして8歳程度の知性を持つに至ったそのコンピューターを
色々な条件下に配置する。
80年代のアメリカ。アフリカ。インド。中国。ロシア。日本。
90年代の。00年代の。10年代の。
そして、それらがどのように成長し、思考を強化させるかが可視化される。
立派な大木になるのか、もやしのようになるのか、死に絶えるのか。
結果は恐ろしいことになった。しかし、納得させられるところもあった。
なぜ、あれほど栄えた過去の文明がこんなにも奇麗にスピーディーに死滅したのか、という
問いに答える結果となった。現在の日本に生きる私たちはこのように死滅する。

このコンピューターはあなたです。
このコンピューターはあなたです。
このコンピューターも、あなたです。

5話。
日本に向かって200発の軌道ミサイルが放たれる。
日米安全保障条約に基づいてアメリカはそれを迎撃しようとする。
しかし、それはアメリカにとって大きな隙になる。
事実、アメリカにも大量のミサイルが放たれる。
アメリカは自国の防衛を優先することになる。
日本の自衛隊の持つパトリオットミサイルだけでは対応できず、
各地に大きな被害が出る。軍事的な均衡は破られ、状況は動き出しており、
世界は赤く染まっていく。

6話。
ミッドライフクライシス。
少年少女の心の悩みに感情移入できるほどもう若くない。
中年には中年の心の危機がやってくる。世界はそれに呼応するかのように
混沌としていく。人を傷つけることは悪いことです、人を殺すことはとても悪いことです、
そんなことが書かれたポスターが少年兵の流血で赤く染まる。
月はアメリカのものであり、その月の裏側に作られていた軍事設備が姿を現す。
物を隠すなら死角に置くこと。
あるいはもっと大胆に、みんなに見えるものの裏側に置くこと。
アメリカはそのセオリーに沿っただけに過ぎない。
太陽の光がほんの少し集められ、その光の束が地球に到達し、
青い地球が茶色に濁り始める。

7話。
効果的な農産物の育て方。
(1)水をあまりやらないこと。
(2)枝をまびくこと。
(3)ダメな苗は捨てること。

競争、状況の厳しさしか生命は育たない。
今、まともに戦える人はどれだけいる?
台所にあるその刃物で人を殺せるやつはどれだけいる?
暴力はいけないことです。
人にはやさしくしましょう。
進んで檻に入り、白い腹を見せて転がる猛獣。
そんな腑抜けたライオンはもう狩りなんてできない。
そんなライオンはもう死んでいるも同然だ。

物語はわたしたちの心の鏡だ。
物語はわたしたちの心をフィードバックして形を変え、
私たちの心は物語に影響される。
世界と同時代性と物語によって私たちの心は色彩を変える。

戦うしかない人は戦う物語を、
思春期の甘いぬくもりに溺れたい人はそのような物語を、
ミッドライフクライシスな人にはミッドライフクライシスな物語を、
それぞれがそれぞれのための物語の中で問題を解決しようと試みる。

8話。
試験管の中で細菌同士が戦い始める。
残り少ない栄養分を奪い合う。好戦的ではない大人しい細菌は一瞬で姿を消す。
あるいは牙を成形する。毒を生成する。自分自身をも殺すほどの猛毒を生成する。
そうしなければ生きていけない。
このまま戦い続ければこの試験管は毒で満ちてしまう。誰も生き残ることができない。
それは逆に損失ではないかね、と誰かが言い始める。
この狭い世界の中で殺し合いをして、挙げ句全員絶滅する、それは愚かな結末ではないかね。
戦闘のために発熱した試験管の中で情報交換が始められる。
大学4年生の田辺マコちゃんはその試験管を手に持って、
「な、なんか熱い」
と言う。
それは細菌たちが活発に蠢いている熱なのだよ、と教授が言う。
マコちゃんは、なんかキモいですね、と言って培養液を排水口に流してしまう。

9話。
1つのカメラで5分間長回し。
体調を崩していた部長に大腸がんが見つかり手術した。術後の具合は問題ないが、
しばらくは安静のため入院を続ける。初めは会社のことを気にしていたが、じたばたしていても
始まらないと気付き、思考を手放すようになる。58歳だった。もう少し頑張って、引退しようと
思っていた。ここまでがむしゃらに働いてきた。無理をしたこともあった。酒に溺れることもあった。
身体をいたわってこなかったと思った。医者にたばこと酒はやめること、と言われた。
大腸がんにたばこは関係ないだろうと言うと、関係あります、と断言された。
自分の部下より一回りも若いだろうと思われる医者に頭ごなしに言われて、むっとする。

遠くで空調の音が聞こえる。ホワイトノイズのように脳裏にこびりつく。
カーテンが揺れ、衣擦れの音がする。彼はじっと自分の手を見る。
生きるということは、生きるということだ。何かのために生きるのではない。
生きるために生きる。単純過ぎることだが、そういうことなのだと思う。
善人も悪人も同じく生きている。良いことをするために生きているという人が善人なのではない。
悪いことをするために生きている人はいない。
悪人は、生きるために悪いことをしなければいけなかったのだと思う。
悪いことをした人は悪人だが、生きるために悪いことをしなければならなかっただろう。
私利私欲のために悪いことをする。執着に囚われて悪いことをする。どれも生きるためにしたことだ。
程度の違いはあれ、人間は皆、悪いことをする。
しかし、生きるということはそういうことだ。
綺麗事だけではないのだ。
綺麗で居続けようとする人は生き残れない。
世界はそのようにはできていないのだ。

10話
悪人正機

11話
宇宙線はあなたの脳みそを今日も貫いている。
スーパーカミオカンデだけが受け止めているわけではない。

12話
「道徳を法律化すると、その目的とは反対の結果を招くものですよ。先生」

13話
2クール目。
帰還不能点。

14話
コミュニケーションしたくない病。

15話
「イメージさえあれば、それは書けるし、演奏できる。」

16話
「加害者とされる少年の父親がPTA会長であったこと、また母親も人権問題などで
市とも関わりのある活動を行なっていたことまで情報が流れているのですが、
その背景を考えると、なぜ学校や教育委員会が事件をネグレクトしたのかは想像がつきます。
面倒なことを避ける事なかれ主義、保身そのものだといわざるをえません。
学校も教育委員会も、また行政もまったく組織として機能していなかったのです。」

17話
乾燥機で踊る洗濯物は万華鏡に似ている。
運命に翻弄される我々にも似ている。

18話
敵を倒そうとする度に自分自身が敵のようになっていき、
敵を倒した頃には自分が敵そのものになっている。

19話
初音ミクはネットワークそのものである。

20話
もちろん「何が正しいか」というのは、時代や地域によって違います。
日本でも 戦前ならば「戦争反対」って言う奴は人格障害者で刑務所送りだったし、
今でも北朝鮮やリビア等で国家元首の悪口を言ったらただでは済まないでしょう。
事実、旧ソ連 では「資本主義者」は「病気」として精神病院での治療の対象とされていまし た。

21話
Ice Cream Sandwich

22話
限られた時間の中で何かを始めようとするならば、
何かを終わらせなければならない。

23話
コンピュータは人類の進歩を後押しするためのツールであって、
コンテンツを供給して堕落させるための道具ではない。

24話
「ご苦労様でした。ここまでが陽動作戦でした」
背後でそう言われ鋭い刃物があなたを貫通する。
驚きと痛感は似ている。
死と眠りは似ている。当たり前のことかもしれない。
そんなことにすら今まで気付かなかった。

思考は暗闇の中へ沈み込むが、視界は妙に白く明るくなる。
何かがわかったような気がした。それは非常に単純なことだった。
世界がどのようにできていて、そこに自分がどのように生きていたのか。
カブトムシが少年につまみ上げられて自分の住んでいたカゴを眼下にしたかのような
そんな気分だった。あんなところに住んでいたのだ。うっすらと知ってはいたが。
少年はカブトムシを紙飛行機のように宙を舞わせる。

あんなところに住んでいて、何も疑うこと無く生きてきたのだ。
バカバカしいことだ。
本当、バカバカしい。

一瞬、間があり、
白い背景に黒い字で製作スタッフの名前が流れ始まる。



——という、アニメを見た夢を見ました。

と那由他姉がしれっと言い、私の頭の上にスリッパを載せる。

——……また夢オチだし。ていうか、絶対そんな夢見てないし。
  ていうか、スリッパ載せんな。

ーー妹の頭の上にスリッパを載せるのは姉の特権じゃなくて?

そんなの初めて聞いた。
でも、まあ、どうでもいいや。
私はこの姉の話の落としどころを聞く。
で、結局、この長い話の言いたかったことはなんなのかね?

ーー結果として今現在のこの状況がある。私は妹の頭に
  スリッパを載せることに成功した。これは陽動作戦なのだよ。

どうでもいい。
もう、本当、どうでもいい。
いくらでもスリッパを頭に載せてくれ、と私は心の底からそう思う。
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