miiverseはドット絵職人を養成する。 2014年01月30日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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3DSの解像度で絵を描くとどうしてもドット絵になる。
SNSの管理も絶妙かつ適当でいい加減なさじ加減で、さすが任天堂だなあと思う。


拍手ありがとうございます!

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最終的には極細ペンに辿り着く? 2014年01月26日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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3DSでも普通に描けることがわかったら、
無性に液タブが欲しくなってきました。
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miiverse ソリティ馬とカラスが来た! 2014年01月25日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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以下はPC版miiverseから。

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いつの間に絵日記が終わって暇になった3DSさんに
再びビックウェーブの季節がやってきました。


拍手ありがとうございます!
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絵の練習の練習 2014年01月22日 落書き トラックバック:0コメント:0

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絵の練習の仕方を忘れた感じがする。
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2034年のブログエントリー 2014年01月20日 日記 トラックバック:0コメント:0

僕が生まれた年に艦隊これくしょんというゲームも産声を上げた。
同じ年にかつてのゲーム界の巨人だった任天堂は赤字になり、次の年もまた赤字になった。

(中略)

僕にとってPS4以前のゲームは版画のように見える。
動きのゆっくりした、古い技術で構築された、まさに『伝統芸能』のように見える。
文化的な価値はあるかもしれないけれど、僕にはどれも退屈だった。

(中略)

任天堂はIBMと同じだ、とジョージは言った。
死に方も同じだ、と続けて言った。

(中略)

彼女にメッセージを送ることが億劫になる、そんなことだってある。
一日、二日、三日、四日、そんなカウントが自分の中に刻まれる。
勿論、彼女からもメッセージが来ない。そんなとき、どうしたらいい?
僕は彼女を愛している。か、どうか、怪しいものだ。実に怪しい。
けれど、どんなに愛していても、目の前の仕事が忙しくて自分に自信を失っているとき、
僕らは恋人にメールを送ることが出来なくなる。

こんにちわ^_^
仕事が忙しくてなかなかメールが送れませんでした(^^;)

白々しい。なんで敬語なのか。彼女と均衡が崩れるとき、それは距離がゼロになったときだ。
あるいはマイナスになっているとき、彼女と僕が融合しているときだ。

(中略)

僕が生まれたとき、艦隊これくしょんというゲームも生まれて、僕の父親はそのゲームに
はまっていた。iPhoneという、当時流行っていたデバイスを使って自宅のPCをリモートして、
通勤、勤務中に艦娘を育てていた。僕の名前の由来もその艦娘からだった。

(中略)

なんだか一周して、僕は植物を育てていて、その植物は食用である。
どのようにLEDを当てれば一番美味しく育つかを考えていて、結局のところ、それは育児に似ている。
もちろん、植物が人間の子供に似ているのではなく、人間の子供が植物に似ているのだ。
ミジンコが胎児に似ているのではなく、胎児がミジンコに似ているのだ。

(中略)

当時、インターネットというものがあったけれど、もう今は誰も覚えていない。
あのころはまだ自由だった、とアルコール臭いおじいさんがぼやいているだけで、
誰ももう覚えていない。お前らの『それ』も所詮はインターネットの亜種なんだぞ、と
おじいさんは言うけれど、まあ、それを言えば僕らはミジンコの亜種ではある。
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久しぶりの手書き 2014年01月13日 日常(nichijou) トラックバック:0コメント:0

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あの小さい枠に絵を描くというのは立派な脳トレなのではあるまいか。
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刺激と感受性の関係に基づいた『禁欲モデル』についての研究 2014年01月11日 解毒日記 トラックバック:0コメント:0

刺激と感受性の関係に基づいた『禁欲モデル』についての研究

新浜大学 先端技術研究センター 情報工学システム
那由他 / 広瀬 共著



1、はじめに

人間社会の進化は娯楽の進化でもある。
演劇、小説、映画、テレビ、ゲーム、インターネット、という風に娯楽は技術革新と共に
『情報量』『情報拡散性』『双方向性』といった軸に対して右肩上がりの進化をしてきた。
今日における私たちの単位時間辺りに処理する情報量は100年前と比較して約50倍の増加を
見せている(出典1) そのような情報量増加は私たちが希求してきたことではあるものの、
実際のところ、私たちの幸福度に対して負の影響があることが明らかになっている(出典2)
このことから、いわゆる『情報疲れ』『SNS疲れ』のような状態が見られており、情報量増加
が単純に良いことではない可能性が高いことが広く知られている。
本研究では上記の問題点を鑑み、そのような情報過多時代に対してどのような姿勢で臨むべきか、
また本来の娯楽の効果を取り戻すためにはどのようにすればよいかを模索するものである。


2、禁欲モデルの実験

娯楽の一つとして『エロ情報』を研究対象とし、エロ情報に対して過敏な新浜大学の
男子学生10人を実験対象として抽出した。
5人にはエロ情報として艦隊これくしょんの薄い本(かなりエロエロ)を大量に供給し、
興奮度を脳内スキャナで測定した。
残りの5人には艦隊これくしょんの絵(あまりエロくない)を3枚供給し、同じく興奮度を
脳内スキャナで測定した。
前者のグループは87%というかなり高い興奮度を示したのに対し、後者のグループは
34%という値となった。(基準として75%を超えたあたりで、男子学生は生理的活性化を
見せる)
この後、この2グループを1週間にわたり監禁し、同様の情報を与え続けた。

その結果、前者のグループにはエロ情報を与え続けたのにも関わらず、初期値の87%に対し、
77%→68%→54%と興奮度の低下が見られた。これはエロ情報耐性が発生したことが理由と
考えられる。被験者のヒヤリングの中でも「飽きた」「あまり興奮しなくなった」「愛宕
だけではなく島風の本も欲しい」などという意見があり、興奮度を維持するためにはさらなる
エロ情報の増加が必要となる傾向が見られた(図3)
後者のグループにはエロくない絵を供給し続けたが、最終日にだけ前者のグループに供給した
ものを同じ薄い本を与えた。結果、30%→32%→100%という値となり、最終日に興奮度の
飛躍的な増加が見られた。100%という値は被験者にとっても負担が大きく、精神状態の異常を
訴える者も発生した。被験者のヒヤリングでは「いきなりエロいのが来たので回避できなかった」
「頭がおかしくなった」「神を見た」「愛宕のことしか考えられなくなった」などと、非常に
過敏な反応が見られた(図4)

上記の実験から、同一の情報であっても入力時状態によっては反応に差が見られることがわかった。
前者は情報耐性が強化されたために反応が悪く、後者は情報耐性が脆弱なために極めて反応が良かった。
後に測定した幸福度においては、後者が高い数字を見せた。
このことから、上記を『禁欲モデル』とした場合、この『禁欲モデル』は幸福度の向上に寄与すると
考えられる。

『禁欲モデル』を食欲、アルコール欲、睡眠欲、承認欲、知識欲、などの各欲望と関連させて同様の
試験を行ったところ、いずれにおいても『禁欲モデル』が幸福度の向上に対して極めて良性の影響を
与えることが確認できた(参考出典5~10)


3、禁欲モデルの応用

禁欲モデルは瞑想や坐禅といった従来から伝わる『生活の知恵』を一般化したものであり、新規性は
ないと考える。そこで、本章ではこの禁欲モデルを応用した人心掌握を臨床する。

初めに、新浜大学の男子学生5人を抽出し、私(那由他研究員)と合コンを行った。
その中で、彼氏になってほしいという旨を伝え、NGと言った5人中3人を監禁した。
理由を聞くと、「可愛いけど性格が怖いと噂で聞いていたから」「彼女がいる」「好みじゃない」と
いうことだった。被験者の3人を各々小部屋に拘束し、1週間の情報隔離を行った。
(食事と排泄だけは許可し、その他の行動は禁止した。)
食事には精力が付くものを供給し、性的感度が10倍になる媚薬を付加した。
5日間は音も光もない状態で隔離を行った。脳内スキャンからは『激しい怒り』『激しい不快感』
『激しい悲しみ』が垣間見え、その感情の嵐が一巡したあとは『激しい恐怖』『死の予感』という
ネガティブな感情が吹き出し、その後に『鬱状態』に到達した。
6日目に私が彼らの前に現れ、こんなひどい試験を行ってごめんなさい、この試験は指導教員に
強要されたものであり本当に申し訳なく思っています、と泣いてみせた。そして、あなたのことが
好きだから特別です、と耳元で囁いて、手で彼らの性欲を処理した。
その後の脳内スキャンからは『極めて激しい快感』『多大な好意』『極めて大きい幸福感』
を検知した。
7日目は拘束を解き、10分程度いちゃいちゃした。

試験後、再び彼氏になってほしいという旨を伝えると、3人共快諾した。
「運命の人だと気付いた」「今の彼女とは別れる」「結婚したい」
とまで評価を上げることが出来た。


4、禁欲モデルのブログへの展開

禁欲モデルをブログ運営に展開できないか、という旨を某ブロガーより依頼されたため、
実験を行った。彼のブログは萌えイラストサイトだが、アクセス数が非常に悪かった。
彼はアクセス数を増やすため、自分の欲望を満たすため、イラストのエロ度を右肩上がりに
高めていた。最終的には『ポテ腹ビッチのアヘ顔ダブルピースふたなり』に到達しており、
過剰すぎて需要がないと見受けられた。

そこで彼にこれから1年はエロを禁止して絵を描くよう指示した。
彼は「それではモチベーションが出てこない」と言うので、監禁し、3日間の
情報隔離を行った。その後、彼にペンを持たせると、「線を引くだけで幸せを感じる」と
いう感想を発した。2日後、彼は手癖でエロ絵を描いてしまうことがわかったため、
彼の片思いの少女を召還し、彼の側に配置した。彼は格好をつけ始め、メカや動物や風景を
描き始めた。(彼の片思いの少女が私(那由他 研究員)になるように、彼の脳内記憶書換
操作を行っている) 彼は私を口説き始めたため、講談社の四季賞が取れたら彼女になって
あげると言った。彼は真面目に漫画を描き始め、その片鱗をブログに載せ始め、一時期の
変態系イラストブログからの転身が話題となり、アクセス数がアップした。
その後、時折エロ絵を載せることで莫大なアクセス数を得ることができた。


5、おわりに

以上から、情報過多時代においてはむしろ情報を極めて絞り込むことで幸福を得られることが
がわかった。
また、昔みたいに楽しめなくなった、という事象については、禁欲的に生活から排除して、
時折ちょっとだけ嗜むと、また昔みたいに楽しめるのではないかと思われる。
総合して考えると、瞑想や坐禅を行う、あるいは、禁欲的な生活を暮らすと、
日々のちょっとした幸せが身体全体に感じられて幸福なのではないかと思われる。

(2014年2月 日本禁欲学会No.7)
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お題『黒メイド』 2014年01月05日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

こっそり愛読していた『黒執事』が映画化されるということで、
ユグドラシルにも読ませてみた。

黒執事とは少女漫画的な耽美なダークファンタジーギャグ漫画である。

こういう感じの。(7巻模写)

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そこで、黒執事がいるんだから黒メイドもいるだろう、
とユグに言ってみた。

ユグは、黒メイドですか……、こういう感じでしょうか、と
絵を描いてみせる。

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……。

これは、いったい、何をしてらっしゃるのかね?
と聞くと、
「援助交際です」
と言うので、却下する。

そういう方向の黒さはいらないのである。

では、こういう方向でしょうか?
と、ユグは漫画を描き始める。

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私は一目見て、破り捨てる。
こういうのもスーパー却下です。

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2014年の正月はこうして終わっていったのである。

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modern電信柱warfare 2014年01月04日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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2014年の謎漫画ランキング上位を目指す。
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落書き 2014年01月03日 落書き トラックバック:0コメント:0

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落書き
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メンヘラサブカルガチレズサイコビッチメイドの逆鱗に触れる。 2014年01月02日 文芸(長文) トラックバック:0コメント:0

三十路独身男性にとって、年末年始の親戚付き合いは本当に辛い。
色々な方向から色々な意味で惨めな気分にさせられてしまう。

今日もそういう日だった。
親戚が一堂に会し、酒を飲みながらどんどんと声が大きくなっていき、
「誰々が結婚した」「誰々が結婚しそうだ」などという話題がほとんどを
占めるようになる。それ以外のテーマでは場が白ける。
そういう場面に居続けるのは本当につらい。色んな思いが頭をよぎる。

なぜ、俺は結婚しないのか。できないのか。仕事が忙しい? そもそもモテない?
なぜ、モテる努力をしないのか。仕事を効率的に終わらせられないのか。
親に申し訳ないとは思わないのか。いや、一人の人間として、どうなのか。

そんなことを心の中でぐつぐつと煮込み始める。思わず酒を煽ってしまう。

「バカ。お前、禁酒してるんじゃないのか?」

従兄弟の『天龍』が俺の隣に座って、言った。
『天龍』は今俺が勝手に付けた名前だ。艦コレの『天龍』みたいな外見だったので、
勝手に付けた。でも、こいつはひどい女なのだ。人の弱みを握る、人の悪口を言う、
自分のことは棚に上げる、男のミスは絶対許さず、金使いがあらく、まあ、とにかく
大変な女なのである。見た目は可愛い。スタイルもいい。だけれど、実体としては
大変な女であり、怖い女なのである。

「お前さ、いい加減に変なブログ辞めろよ。いいおっさんになってんだから」

天龍は俺がブログをやっていることを知っている。それは2年前の正月のことだ。
俺の携帯電話を勝手にいじり、パスワードを抜け、そして一番先に見たのは
ブラウザのブックマークだった。そこに並んでいるサイトの中で、変な名称のものがあり、
それが俺の個人的なブログであることを一瞬で見抜いた。

「ユグとか七瀬とか、いい加減にしろよ」

もう、本当、袋だたきである。完璧に弱いものいじめだと思う。俺が何を言っても無駄である。
そのブログに載せている内容が高尚なものであればまだ良かったかもしれない。
しかし、実際にそこにあるのは小学生の描いたような絵と小学生の書いたような文章を
煉り固めて中途半端に腐らしたようなものなのである。
天龍はこれを見て、こいつは大変なオタクである、と断定した。

2年前、俺はただのおとなしい、草食系おっさんだった。
俺は俺のオタク趣味を隠していた。普通のサラリーマンを完璧に演じていた。
しかし、そんな携帯電話のガサ入れが俺の人生を一瞬にして変えてしまう。

天龍は俺の弱みを握った。天龍は俺に口止め料を要求した。
天龍は俺の描いた数少ないエロ絵の中から特にひどいものをピックアップし、
俺にちらちら見せた。「これがあんたの描いたのだって言ったら、みんなどう思うかな?」
その時、俺はこの絵と俺を結びつけることは非常に難しいだろう、とドヤ顔で言った。
「あんた、本当にバカなんだな。そんなことを証明する必要なんてないんだよ」
天龍は悪魔じみた顔で言う。

「私が、これがあんたが描いた絵だと言えば、それでみんな信じるに決まっている」

俺は天龍に服とバッグを買ってやった。
なんでこんなに高いのか。本当に女は嫌いだ。女は怖い。
俺はますます結婚から遠ざかっていった。



「きっと、あんた、結婚したらブログ更新しなくなるよ」

天龍はそう言い、酒を飲む。頬が赤くなっている。俺は目をそらす。
ユグとか七瀬とか、そういうのはあんたの寂しさが生んだ脳内彼女に過ぎない。
あんたのブログは脳内彼女を維持し続けるための装置に過ぎない。あるいは、
脳内彼女のためのブログがいつのまにか逆転して、ブログを書くための脳内彼女が必要に
なったのかな?まあ、あんただけじゃないんだよね。オタクのブログってそういう感じなんだよね。
だから、いつしか、終わりを迎えるんだよ。更新しなくなる。
脳内彼女が必要じゃなくなる。ブログを書く理由がなくなる。
なぜなら、悟りを開くか、結婚するかして、寂しくなくなって、それらが必要じゃなくなるからだ。

「俺はそう思うんだよなー」
天龍はそう言い、俺の脇腹を指で突く。俺は身体を捩らせて逃げるが、指はさらに突いて来る。
俺は天龍のそんな立派な御意見に反論しようとは思わない。
それは全くもって焦点がずれているような気がしているからだし、でもある意味真実でもあると
思っている気がしているからだった。俺は天龍を横目で見る。天龍のGカップの胸がセーター越しに
存在感をアピールする。俺は、はっと気付く。とても重大なことに気付く。というより思い出す。

昔の俺は、天龍を見て、『ユグドラシル』を脳内に作り出したのだ。

俺は子供の頃から天龍にいじめられてきた。そして、『女』というものを意識させられ続けていた。
『女』の裏側、汚いところ、きっついところ、可愛い顔の裏にある毒を見続けさせられていた。
だから、それゆえに、その逆位相のキャラクタ、ユグドラシルを脳内に作ったのではあるまいか。

『ユグドラシル』が生まれ、そこに誰をカップリングさせるか?
男キャラを配置するのは、なんか違うなという気がした。
『ああ女神様』のようになるか、『toLoveる』のようになるか、どちらにしても
なんか違うなという気がした。そこで、不機嫌な女キャラクタ『七瀬』が生まれた。
それはしっくりときたが、俺の非モテを加速する原因にもなり得た。
そこでは俺は去勢され続ける。2人の女キャラはそもそもの立脚点からして歪んでいる。
歪んで生まれた木は歪んで伸び続ける。奇妙な伸び方をする木をいつまでも育て続ける
奇人というのが俺の本当の姿だと言ってしまっても間違い無い。

この妄想群が、1晩で咲いて、1晩で終わったなら、何の不幸も不孝もない。
しかし、下手に継続し、ブログとして歴史を重ね、物語然してきたところに本当の不幸がある。
ここまでくると、辞めます、と言えなくなってくる。自分自身に言えなくなってくる。

それこそが不幸なのだ。
俺はもうユグドラシルという妄想に捕われている。取り憑かれている。
それこそが不幸なのだ。

天龍は虚ろな顔で酒を飲み続けている。
天龍は天龍で、いい年齢して独身である。食べ物とおしゃれと漫画が好きだ。
天龍の好きな漫画は俺と趣味が合わない。天龍は執事キャラが好きなのだ。
イケメンで何でも出来て喧嘩が強くて、でもスタイリッシュで、でも謙虚な執事が好きだ。
俺はそれを聞いたとき、冷や汗が出た。
俺がメイドキャラとして設定した『ユグドラシル』はその女版だったからだ。
そんな執事いねえよ妄想きついよ、と言う資格は俺には無い。
しかし天龍は俺に「そんなメイドいねえよ」と素直に言う。「そんな女いねえよ」と追加で言う。

暇なのか、天龍は俺をまた突き始める。
「いつブログ辞める? もう辞めるか? そうだ辞めちゃおう!」
なんでだよ。辞めないよ。ユグだ、七瀬だ、そういうのは近々辞めるかもしれないけど。
「ユグとかさ、どうでもいいよね。すーぱーそに子でいいじゃん」
何がいいのかわからない。代替としてか?
「漫画もさ、辞めよう。もうピーク過ぎたじゃん。すごいしょぼいピークだったけど」
それは認める。たぶん、ブログを始めて半年くらいが一番頑張ってた。
「もうそういうの辞めてさ、現実的に生きようよ」
お前が言うな、と俺は言う。お前はそんなことを言えるくらい現実的なのかよ。
「うるせえな。俺も現実的ではない。けど、その気になればいつだって」
一人称が『俺』とかどんな腐女子だよ。
「あんたさ、執事になれよ」
何言ってんだ。
「俺たちはそういう意味じゃ、どん底じゃないですか。お互い。何をまだ守ろうというのか」
何を言って。
「なあ」

天龍は俺の耳元に唇を近づける。

「俺とセックスしてみるか?」

何を。

「セックスしたら、俺たちは救われるんじゃないか?
 このループから脱出できるんじゃないか?」

天龍の手が俺の股間へ伸びてくる。柔らかな膨らみの輪郭を撫でる。
俺の身体の左側は天龍の体温と柔らかさでぱっつんぱっつんだった。
距離が近過ぎた。初めて知った。ゼロ距離だと心の壁は消えてなくなるのだ。

「部屋に行くぞ」

天龍は立ち上がり、コートとバッグを持ち、廊下に出て行く。
俺はふらふらしながら立ち上がり、天龍の甘さと熱さと得も言われぬ性的興奮の中、
天龍の背後を追う。

天龍は二階に上がり、俺の部屋に入る。鍵を閉める。

俺の本棚を見る。
俺の本棚には本が無い。漫画は全てiPadの中だった。
本棚の中にあるのはコンタクトレンズの洗浄液とmacBookAirとペンタブレットだけ。
机の上には財布と時計とiPhoneと3DSとノートとペン。床には布団。それだけの部屋だ。
「何にもないんだな」と天龍は言う。
「フィギュアとかエロ本とか、無いのか」
無い、と俺は言う。そういうのはブラウザの中でレビューサイトを見る程度が一番いいから。

「AVとか見るのか?」

見てないとは言えない。でも、どっちかといえば二次元がいいから。

「そうか。俺はAVみたいなセックスは駄目だから」

天龍は言い、布団に腰を下ろす。こっちへ来い、と手を振る。
俺は恐る恐る、天龍の前に座る。天龍は「キスしよう」と言う。
なんかもういきなり過ぎる。床の下からはまだ宴会の音が聞こえる。
「俺とお前の仲なんだから、雰囲気とかどうでもよくね?」
と言う。いやいや、そんな仲だったか?

ゆっくりと唇が近づいていく。そして、あっさりとキスしてしまう。
天龍と唇は柔らかい。一端離し、再びキスし、舌を入れる。絡ませ始める。
天龍は柔らかい。恐ろしいほど柔らかい。真綿の抱き枕みたいだ。
そして思っていた以上に華奢で小さい。天龍を布団にゆっくりと押し倒す。
キスを続ける。ちぱ、ちぱ、と粘着質な音がする。

天龍の身体をなぞる。輪郭をなぞる。俺は天龍を抱いている。夢中である。
でも、どこか醒めているようではある。耳元で、可愛いな、と言うとびくっとする。
天龍の手が俺の下半身をこしこしとさする。「かっこいいよ」、と天龍は言う。
しらじらしい気持ちになる。「そういうこと。ばかばかしいから言うな」と天龍は言う。
「これ、気持ちいい? とかも言うなよ? そんなこと、どっちでもいいじゃん?」

天龍の服を脱がしていく。天龍は最後、素直にばんざーいという感じで手を天に伸ばす。
そこにエロさというのものは、あんまりない。俺もまたばんざーいという感じで脱がされる。
天龍の裸は生々しい。おっぱいは確かに大きく形もいい。撫でたりさすったりするとそれに
応じてふにゅんふにゅんと形を変える。「幻想だよねえ」と天龍はにやにやする。
「ただ柔らかいだけなのに」 俺は舌を這わせる。乳首をちろちろちぱちぱする。
まあ、ふーん、なんか、そうか、みたいな感じではある。天龍が冷めてる感じなのが気になる。
「AVの真似すんなって言ったじゃん。そんなことされてもあんまり気持ちよくねーし」
じゃあ、という感じで天龍の下の方を舐めていく。「えっ」と天龍が言う。
「そんなことしちゃうの?」と言う。してみたいし、と言うと、「AVの見過ぎだろ」と言う。

「そんなとこ、汚いよ?」

なんか、正直、AVを見過ぎなのは天龍の方だと思う。でも、正直、汚かったので萎える。
しおしおである。セックスってなんなんだろう、と思う。今更だけれど、エロ漫画やエロ小説、
エロ物語というのは嘘だらけだと思う。演出過剰なグルメ漫画みたいなものだと思う。
このラーメンは死ぬほど美味い、と泣くキャラは存在する。そのように描けるからである。
現実感がなかろうと、嘘の要素しかなかろうと、そのように描けてしまうから存在する。

「俺、フェラとかしないから。汚いんで」と天龍は言う。「ちょい待ち」と天龍は枕元の
バックからコンドームを出す。俺は天龍のおっぱいをぷよぷよして遊ぶが、なんか、全然
エロに繋がらない。全然エロくない。天龍の女の身体。女の身体を前にしてそこにエロさを
感じない。不思議なものである。長年待ち望んだ女体ではないか。しかし、そこにあるのは、
本当の女体なのに魔法が解けてしまったみたいに、全然エロさがない。
「童貞はだいたいこんな感じなのである」と天龍は言う。「ここを乗り越えられるかどうかが
大切なことだからな。よくインターネットとかでやっぱりセックスよりオナニーがいいとか
言ってる奴はここで挫折した奴だから」

天龍は「キスして」と言い、目を閉じる。
どきりとする。また初めに戻り、キスから始める。なんだかんだで、キスが一番気持ちいいなと思う。
キスをしながら、天龍がこきこきする。硬くなってくる。「これが俺の得意技なのである」
なんかなあ。なんなんだろうなあ。なんか天龍さんの語尾、萎えるなあ。
コンドームのアルミ袋を切り、うすピンク色の輪っかを先端に乗せ、そのまますっぽりと装着させる。
「ゴム、初めて?」
初めて。「どういう感想? ゴムついてるーって感じ?」
ついてるーっと感じ。「大人になった感じ?」いや、そういう感じは別にないけど。
「でもさ、これからセックスする、セックス専用のそれって感じで、えっちだよ」
そうなのか。「何萎えてんの。ああもう、お前はすぐ萎えるな。もっと鍛えなさい」
なんか、本当、セックスって幻想だよね。

天龍が「ここ、ここね」と言い、俺はそこに挿入する。ものすごい射精感に襲われる。
初めての射精、いわゆる精通を思い起こさせる。なんともいえないむずむすした感じ。
本当、正直、これは無理ゲーだろ、と思う。余裕なんて全然ないだろこれ。そもそも、
これはAVみたいにやるのは難しいだろ、とも思う。射精は心の問題ではなく、ハードウェアの問題だ。
本当にすぐに射精しそうになり、俺は引き抜く。えっていう感じで天龍が俺を見る。
「どうした?」
射精しそうだったので抜きました。
「まだ何もしてないんだけど」
何もしてなくても、射精はしそうになるんだよ。
「あ、萎えてきた。俺の心も萎えてきた」
これ、つらくね? 無理ゲーじゃね?
「じゃ、練習から始めるか。挿入なしで、AVみたいに腰を動かす練習」

結局AVを手本にしてるじゃねーか!

リアリティーが物語を救うとは限らない。でも俺たちは実際問題リアルに生きているのだし、
絵に描いたご飯は食べられない。これが正常位、これが後背位、これが対面座位、と
天龍と練習する。そこにエロはあるかといえば、ない。必死である。ただ、嘘をつくことはできる。
『爆乳の天龍とやりまくった。気持ち良過ぎた。マジで』
ウェーイ、とビール片手にポーズを取ることはできる。でも、そんなのは嘘だ。嘘過ぎる。

「練習。何事も練習だよね。毎日練習スレッドのごとく」
何が毎日練習スレッドだよ。俺の過去をネタにすんな。俺は天龍の尻を掴んで腰を振る。
なんとなくだいたいわかった。そして、ちょっと萎えるとコンドームがズレて抜けそうになる
こともわかった。もう本当、これ、無理ゲーだと思う。
「あ、やべ。もう2時間も経ってる。よし、そろそろ射精して終わりにするか」
まるで天龍が射精するかのようなそんな言い方。

「仰向けに寝なさい」
で、天龍が上にまたがり、「これが騎乗位なのである」と言う。
「これが俺、好きなんだよね。お前は動かなくていいから。男が下手に動くと
 ゴムが外れることがあるので」
邪魔だよなあ。コンドームって。「いいか? ちゃんと射精しそうになったら言えよ?」
なんでだよ。「なんでって、大事なことじゃん。そういうのって大事な瞬間なんだよ」

天龍は動き始める。なんだかんだでやっぱり気持ちいい。ソリッドな感じで射精欲が高まる。
「いい? もう、俺たちは肉体関係を持ったから。これはもう、付き合うってことだから」
天龍は囁くように言う。
「結婚を、前提に、付き合うってことだから。結婚するんだ。本気で、結婚しよう」
天龍の目が座っている。妖しく、はるか遠くを見つめるような目だ。
「あの宴会場にいるあいつらのためじゃない。俺たちのためだ。
 もう、ここで幻想を終わりにしよう。いつまでも子供でいることは幸福ではない」
射精する予感がした。俺は出ると言う。天龍はすっと、腰を上げ、ゴムをぱちんと外し、
そのまま生で再び挿入する。快楽が5割増しになり、もう完璧に射精モードに入ってしまう。

「俺らは、今から、大人になるんだ」

天龍の身体の中に、どくどくと射精する。俺をきゅうきゅうと締め付ける天龍は俯いていて
その表情が俺には何も見えなかった。



その後、どうなったのか。
俺と天龍はその日から付き合い始めた。
天龍は本当にひどい女で俺の生活は完全に乱された。
朝昼晩とメールが来て返信を強く要求された。もっと女心を察しろ、と俺を罵り続けた。
ブログを書いている暇など無く、本を読む暇すら無い。天龍以外のことを考えている暇がない。
休日は常に同行させられた。カップルでないと行きづらい場所というものが星の数ほどあると言って、
今までの遺恨を晴らすがごとく外出させられまくった。支出がひどく増えた。貯金できない月が
重なった。近隣のラブホを制覇したいという欲望もあるらしかった。結論としては、値段相応。
安いところはやっぱり安っぽいし不潔であり、高いところはそれなりである、とのことだ。
どうでもいい。凄くどうでもいい。
天龍は俺に「女心をもっと察しろ。男子力を付けろ」とそれだけを言い続けた。
わかったわかった。もう本当わかったから。

結婚式はあっさりとしたものだった。そして天龍は女の子を出産する。家を建てる。
普通である。何か変わったことがあるだろうか? 少なくとも忙しくなった。
子供がいると本当、何もできない。ブログとか本当、書けない。絵も描けない。
父親としてふさわしい物語を模索するようになる。天龍が男の子を出産する。
ますます忙しくなる。てんやわんやである。引き裂かれるような忙しさだ。
アイデンティティーとは何か。自分とは何か。それは足し算ではなく、引き算的なもの
なのかもしれなかった。アホみたいに忙しい生活の中で、正直なんにも出来ない中で、
その中で手探りのようにして捕まえた自分の輪郭が自分自身なのかもしれなかった。
そしてそれが俺の人生の形というものなのかもしれなかった。

●●●

「——と、いう物語を正月にアップするようなブログはどうだろうか」

長過ぎる髪の毛がリアルで貞子っぽい那由他姉がコタツの中で言う。
私とユグは本当、引く。ドン引きです。私はユグの脇腹を突く。
ユグ、言っちゃえよ。

「ドン引きです」

とユグは言い、那由他姉にコタツの中で蹴られる。

「なんで引くんだよ。流行に乗ってるじゃん。艦コレブームに乗ってるじゃん」
「全然艦コレ要素がないよ!名前だけじゃねーか!」
「これほど天龍というキャラの本質を突いた物語は無いと思ってるんだけど」
「突いてるとしても、伝わらないよ!」
「うるせえよ!」

那由他姉は私を蹴り、ユグも追加で蹴る。

「この腐れ処女共が!」
「その罵り方はないだろう。属性は認めるけど」
「私は処女じゃありませんし」
「え。ユグは処女じゃないの? 腐れメンヘラサブカル腐れビッチメイドなの?」
「腐れってのはちょっと同意しかねます」
「じゃあメンヘラサブカルビッチ性処理メイドか」
「なんなんだこの自由な発言は。許されるのか、こんなの」
「なんだその目は。私が一番誰よりもこの世界のことを真面目に真摯に考えているというのに」
「いえ、何か、新しいことをやろうとしているということはわかりましたが」
「この世界は妄想に過ぎない」
「うわあ。そういうの本当もう辞めて那由他姉。そういうの、90年代に終わったから」
「90年代に生まれたメタフィクションで妄想から脱出を試みた。
 しかし、結局は自意識と社会性の壁に跳ね返されてしまった。
 そして00年代の日常系の物語は自ら檻の中に閉じこもることを選んだのだ」
「そうですね」
「結果どうなったか。衰弱したんだよね。そらそうだ。おっさんが布団の中で
 もぞもぞとしながら浮かんだ発想を枕元のネタ帳に書いて、また布団の中で
 もぞもぞして。どんどん繰り返される自己模倣。蟻地獄のように収束に向かって
 いく物語。性的な記号だけをトリガーにしているから、ジェンダー依存化していき、
 成長を拒むから同性愛化していき、女しかでなくなったり男しかでなくなったりする。
 それが一夜の妄想で終わるならまだしも、10年と続けば立派な廃人の出来上がりですよ」
「そうですか」
「そうですかじゃねーよ!」

那由他姉は私を蹴り、ユグも追加で蹴る。

「いつまで続ける気だ。成長しようとは思わないのか。変わろうとは思わないのか」
「思ってますよ。ただその方向性が定まってないだけで」
「はっきり言ってやろう。もう、あんたの道はこの先ないよ」
「そうかなあ?」
「何? このままだらだらと駄文と駄絵を書き続けて?
 我慢大会みたいにかろうじてブログを更新して?
 10年、20年、30年、そこで得られるものは何?
 敵1を作ってやっつけて。敵2を作ってやっつけて。
 幼稚園児のおもちゃを飽きずに遊んで、年老いてもずっと
 それで遊んで? 幸せかねえ。そんなの」
「ちょっと那由他姉は論点がおかしいよね。ブログってのはテレビゲームみたいな
 シーケンシャルなゲームじゃないからね。私にとって文章を書くというのは単純な
 作業じゃないから。物事を考えるということだから。たまたまそれがブログに載ってるだけで、
 物事を考えるということ自体は死ぬまで続くことでしょう?」
「いやいや。何を考えるのか、ということが大事なわけ。あんたみたいにホモホモ考えてるのは
 おかしいよね、未来がないよね、ということが言いたい」
「ホモホモ考えてないけど。ほむほむのことは考えてるけど」
「ほむほむだなんて初めて聞きました」
「同じことだよね。どっちにしてもオタクなんでしょ」
「ああ。オタク批判に繋げたいのか」
「私たち、オタクじゃないですよねえ」
「え? 何? メンヘラサブカル腐れビッチ性処理さんがなんか言った?」

ユグは立ち上がる。ユグの表情がすごく暗いので那由他姉がビビる。
ユグが那由他姉の隣に座る。那由他姉はごめんごめんと頭を下げる。
ユグ、那由他姉を押し倒す。「なんで私がメンヘラなんですか?」「ごめん」
「サブカルとかなんでなんですか?」「ごめん、言い過ぎました」「ビッチってなんでですか?」
「ごめんなさい」「性処理って?」「ご、ごめ」「那由他さま?」「ご」「いじめますよ?」
「ごめ」「手足もいで、箱入り娘にしますよ?」「」「下品なこと言わないでください」「はい」

ユグはそのまま立ち上がり、部屋を出て行った。
那由他姉は「何、本当、怖ぇーよ。あの女なんなの」と言う。そう、ユグは怒ると怖い。
「正月気分が全てなくなりました」と那由他姉は言う。「自業自得だろ」と私は言い、
「ユグは心の余裕がないのか」と那由他姉は言う。こいつはこいつで変な奴だと私は思う。

「那由他姉の結論は何なのかね?」
白けた空気をごまかすように私は問う。
「私の結論は単純で、あんたらは新しいことをするべきではないか、と言いたい」
「例えば?」
「もっと現実的なことをしたらどうか」
「例えば?」
「世界のことを知ろうとしたり、女子力を上げたりしたらどうか」
「ふむ。一理ある。その成果をブログにしたらどうかと言いたいのだな?」
「そうそう。要はね、あんたらはひきこもりなんだよ。もっと世界を知ったらどう?
 もっと女子力を上げたらどう? 婚活したらどう? と言いたい」
「うーん。で、そうするとどうなる?」
「人間として良い方向にいくんじゃない?」
「……那由他姉って、あっさりしてるよねえ」
「よく言われます」
「女子力高いよねえ」
「まあ、よく言われます」
「……ユグに謝りに行った方がいいんでは」
「まあ、気まずい感じはしてます」
「気まずい関係性が固定化する前に、謝っておいたほうがいいのでは」
「なんて言うよ? 結構、本当のこと言ってなかった? 私」
「本当のことを言えばいいという話ではないだろう。結果として傷つけちゃったわけだし」
「ネタだったんだけどなあ」

那由他姉はため息をつきながら立ち上がり、部屋を出て行く。

私は一人取り残される。コタツの中に潜り込む。ぬくぬくである。
これから、私は何をするべきなんだろう? 目をつぶって考える。
世界を知る? ニュースを良く読んで、世界情勢に詳しくなる?
もっと地域社会に目を向ける? 近所のカフェや食べ物屋に詳しくなって?
おしゃれをするようになって? 彼氏を見つけて? 結婚して? 子供が出来て?
私がおばさんになっても? そのとき、ユグは? そんな日常を書くのがブログなのか?
もちろんそれでもいい。私は生きる。その過程で考えたことを文章にしてブログを書く。
それは詩でも小説でも論文でもない。
もしかしたらそれは全て嘘で、どっかのおっさんの妄想かもしれない。
那由他姉のプロットのような、独身男性の寂しさが生んだ妄想かもしれない。

アイボリーの絨毯。天井は梁構造が見えるような造り。コタツの温もり。
2014年の1月2日。実存。実存はここにある。私はここにいて、何かを考える。
男性が女性に抱く幻想か。私は自分の身体を撫でる。黒タイツを履いた脚を撫でる。
太ももとを撫でる。そのまま、大事なところを撫でる。ユグは私の太ももが好きだ。
暇さえあれば触っている。ユグがそれで喜ぶなら私はそれでいい。私は拒まない。
そのうち、大事なところもユグは撫で始める。まあ、好きにしたらいい。
私は胸を撫でる。微かに乳房の膨らみがある。でも、別に特別な感じではない。
ふくらはぎの方がやわらかくてたわわである。男性にだってふくらはぎはある。
おっぱいのつもりでふくらはぎを触ったらどうかと提案したい。触感以外のことに
重要なことがあるのなら意味が無いが。
幻想は幻想のままで、それを承知で全てが動いている可能性はある。
金を基本とした資本主義が、『金』には絶対的な価値があるという幻想を元に成立しているみたいに。
小説、漫画、そういうものは全て無意味で幻想で、でもそれを承知で全てが動いているのでは。
もちろん、それでいい。ブログだって全て無意味で幻想で、でもそれを承知で私は書いている。

だから、少しでも良い方向へ進むようにしたほうがよい、と那由他姉は言う。
それはそれで正しい。暴力的で退廃的な物語をわざわざ書くべきではない。
同じ時間を使うなら、健康的で明るいことをしたほうがいい。
ユグと喧嘩する必要は無い。ユグといちゃいちゃしていたほうが良い。
そして、もっと更に意義深いことがあるなら、それをやったほうがいい、と那由他姉は言った。
正論ではある。でも、どうなのか。普通の、さらに普通の、もっと普通のその先に何があるか。
それは究極の普通の生活だ。で、今の私はじゃあなんだ、全然普通ではないというのか?

私は私のことが普通以外の何者でもないと思う。
普通じゃないところがない。普通より劣っているところは多々あるが、それを含めても普通の
範囲を出ないのではないか。とりあえず、レベルアップ後のポイント振り分けは妄想力に全振り
している。でも特別なことでもあるまい。
試しに妄想の触手を伸ばす。それは髪の毛より細い透明なチューブであり、ユグと那由他姉の
姿を追い掛ける。階段を下り、台所に行く。そこにはいない。反転し、ユグの部屋へ向かう。
ユグの部屋のドアの隙間を抜ける。そこでは那由他姉とユグが交わっている。
ユグはなんだかんだで人の上に立ちたい。誰かがユグの上に立とうとすると不機嫌になる。
那由他姉はごめんごめんと言うが、ユグにとって、その言葉に意味はない。
ユグが欲しいのは那由他姉が今後ユグの上に立たないという確証である。
もう二度と逆らいません。それを言葉ではなく身体で表明してもらいたい。
ということで、那由他姉はユグのおもちゃになっている。怒ったユグは怖い。
本当、ユグってメンヘラサブカルガチレズサイコビッチメイドだよね、と私は思う。
あれ? これ、なんか語呂がいい感じ。

結論は何だ。そうだ。
2014年の抱負を決めよう。

(1)健康第一
(2)よく考える
(3)人間力を上げる

そんな抱負でいいのか。
でも、これ、なかなか難しいことですよ。
だから、いいんだ。じゃあ、そういうことで。
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禁酒、失敗しました。 2014年01月02日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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結局
酒を
飲み
ました


拍手ありがとうございますー

拍手返信>なるほど、確かに『もうドクターストップですから』と言えば
     助かるのかもしれません。
     でも、自分の中の悪魔がそれで納得できるかどうかは……
     って、結局もう飲んでしまいましたので……
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酒が飲みたい。飲みた過ぎる。 2014年01月02日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

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禁酒継続中。

だが、

時期が悪い。時期が。
禁酒をする時期が悪い。
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あけましておめでとうございます。 2014年01月01日 ほぼユグ トラックバック:0コメント:0

あけましておめでとうございます。
今年の目標も『現状維持』です。

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新年からいきなり、不穏な落書き。
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